oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

老後資金の単純計算

老後(現在は65歳以降と考えられます)の生活に必要なお金に対しての不安は「老後2000万円問題」が取り上げられてから国民の間で年金だけでは暮らせない、本当はいくら必要なのかという不安が広がっています。
しかし、老後に必要なお金の金額は、「人それぞれ」というのが正しい理解だと思います。戸建てを購入してローンが終わっている、終わっていない、一生賃貸生活である、老後も教育費が必要、不要、年金は厚生年金、基礎年金、その保険料支払い年数の違いなど、個人差があるので、一概にいくら老後のためのお金を準備したらよいかはわからない、というのが本当のところだと思います。そのため、「年金だけでも暮らせます」「老後に必要なお金は3000万円」などいろいろな意見や本が出されているのです。それぞれ、主張している意見の前提となる条件が違いますから、これらの意見もそれぞれ違って当然のことになります。

従い、国民一人一人が、「自分の場合は・・・・」と老後の生活を想像してどのくらい準備すべきかを判断するしかありません。ただし、生活資金の主体となる年金については「年金定期便」などでこのまま働いたら65歳以降にいくら年金がもらえるかはだいたいわかりますので、その年金と自分の生活スタイル(家計簿をつけて考えると必要なお金は想像できると思います)で必要なお金との差を65-95歳くらいの約30年間を想像して自分で計算することはできそうです。

そこで、不足する毎月の差額(生活に必要な毎月のお金と年金月額の差)が想像出来たら、必要な準備資金を計算する最も単純な式は、準備資金を投資しながら取り崩す前提とすると以下になりまなす。

G = 1200 x a / r (万円)
ここで、
G : 必要な準備資金(万円)
a :    毎月の不足額(万円)
r :     投資対象(株や投資信託、債券など)の年間利まわり(%)

例えば、毎月の不足額をa = 2万円, 年利率(利回り)r = 3%,  とすると
必要な準備金G=1200 x 2 /3 = 800万円となります。不足額が毎月5万円ならば、必要な準備資金はG=1200 x 5/3 = 2000万円となります。
この式の意味は、「準備資金を投資して毎年得られる利息や配当金が、年金だけでは不足する生活資金の金額と同じになるようにする。そうすると準備した資金は目減りしないで済む(株や債券、投資信託の価格が変動することはあっても長期間でならせばあまり変わらないか右肩上がりと考えることが前提ですが)という考えです。
すなわち、元本Gに対して年利r%で運用するとその年の終わりにはG(1+r/100)の金額になっていますから、年間不足額12a万円を取り崩して、次の年の元本が元のGと同じになることを考えると:
Gr/100 = 12a の式が成り立ちますから、必要元本(準備資金)G=1200 x a/r という式になるということです。

実際には、生涯準備した資金(元本)が保持される必要はなく、少しずつ減っていくことでもよい(ある本では3%の利回りで運用して毎年4%の金額を取り崩すのが良い、と書いてあります)のですが、計算が面倒なので、おおまかな目安となる金額を算出するために上記の計算式が使えるのではないかと考えます。