oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

師走の風景

冬至も過ぎて、師走も押し迫ってきたように感じます。
師走とは、一説によると「普段落ち着いているお坊さん(師)も年末になると法事であちこち忙しく動き回る」という意味だそうですが、家庭では、「大掃除」やお正月の準備(正月料理、鏡餅、家族の帰省の準備など)で年末は慌ただしい時期ですね。

今年は、自民党議員の先生(師)たちも、いつになく慌ただしい年末となっていることでしょう。年間約5000万円も使えると言われる身分でありながら、さらに私腹を肥やそうとする強欲で自ら招いた結果であり、不祥事ですから、今後、自らの責任を明らかにし、その責任を取り、また不正を許した法律(政治資金規正法)を二度と不正ができないようにしっかり改正するかどうかが、政治の信頼を回復する物差しになると考えます。報道に踊らされずに、国民としてしっかりと見ていくべきだと思います。
ダイハツの不正問題も、年末の大騒動になっていますし、BIG MOTORの不正から続いています。自動車業界の不正が後を絶たないのは、なぜでしょうか?社会や産業そのものにも大きな影響が出るので、今後の改善と再発しないことを期待します。

目を国外に転じると、中国の台湾威嚇、尖閣諸島への威嚇、南シナ海への勝手な進出など、また、ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮の核問題などがあり、これらは独裁者の支配が長く続いた弊害(周りは忖度し、異なる意見を言えないYESMANの集まりで、独裁者の勝手な方針、理不尽な指示に反対しない、出来ない)が明確に出た問題と思います。イスラエルパレスチナの問題は、歴史があるので、理解が難しいですが、結局、相手のことを考え、相互に理解しあって話し合いで、二つの国を共存させる方向に向かうのが妥協点のように見えます。いずれの問題も「武力行使は、憎しみしか生まない。憎しみは更なる暴力を生む」ということをなぜ人間は理解しなのか?と悲しくなります。

師走なのに、宜しくない問題で騒がしい本年ですが、大谷選手や山本選手のドジャース入りのような明るい話題ばかりで騒がしい師走であってほしいものです。

師走の慌ただしい時期でも、国と人々の心が平和であれば、楽しいお正月を迎えることができると思います。それは、まず、国の指導者の振舞いにかかっていると今年は特に思います。