oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

外国で強盗に合う

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」
ありますよ。外国で強盗にあった話です。
2000年頃、南米のブラジルで経験したことです。
仕事でサンパウロに同行者と二人で行った時のことです
サンパウロの空港(コンゴーニャス空港)から、サンパウロ市内に夜の午後9時ころタクシーでホテルに向かっていました。
市内のパウリスタ通りに出る一つ手前の赤信号で停車した時、急に車の窓を「コンコン」とたたく音がしたので、何かと思い、窓を見ると、そこには「ピストル」が見えました。ドキッとしてみると、二人乗りのバイクがすぐそこに停車していて、その後ろに載っていた人物がピストルでタクシーの窓をたたいていたのです。「ヘロジオ、ヘロジオ」と言っており、タクシーの運転手(こちらは結構慣れているように)が「腕時計を出せと言っているよ」と通訳してくれましたが、こちらは、体が膠着して、なかなか動けず、やっとのことで二人とも腕時計を外して差し出すと、同行者の金色の腕時計をひったくるように奪って、バイクは急発進して去っていきました。ブラジルに来る前に、「もし強盗にあったら決して抵抗するな」と言われていたので、その通りにしたというより、体が動かなかった、というのが正解ですが、まったく頭の中も真っ白で、何が起きたのかも強盗が去ってからしばらくは理解できませんでした。

後で現地の人に聞くと、「それは、空港で目をつけられて尾行されたのだ。金色の腕時計は高級そうで目立つので目をつけられたのだ」ということでした。

その事件以後は、目立つものは身に着けず、服装もジーパン、Tシャツのような目立たないものにするようにしました。(以後は、強盗にあっていません)

人生でたった一度の外国での強盗被害でした。いま、思い出しても気持ちが落ち込みます。