oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

株の含み益大幅減

金曜日に日経平均株価が1000円以上(1011円、2.66%)値下がりしました。中東情勢の緊迫化が主な要因とのことですが、筆者の保有する株も大幅に下がり、含み益(値上がりした現在の株価と買った時の株価の差に株数を掛けた金額)も大幅に減額となりました。筆者は高々10年程度株を持っているにすぎないので、株価が下落することも想像できず、また、すぐに売却する機転も利かないので、いつも静観(というよりは何もできない)するだけです。静観しなかったのは、買った株の会社が倒産した時だけです。この場合は株券が紙くずになってしまうので、すぐに売るという動きをしなければなりませんでした。

この株価の変動がいわゆる株に投資した場合の「リスク」と言われるものですが、これをどう思うかは個人個人の判断です。日常生活に必要なお金を株に投資するとこのような変動は気が気ではないと思いますが、余裕資金(10年程度使わない予定の資金)で投資している人は、「そのうち株価は戻ってくるであろう」と考えて、静観していられます。これが「投資は余裕資金で」と言われるわけです。その株を発行している会社が倒産さえしなければ、株価は経済が良くなれば(会社は事業を拡大して売り上げを伸ばし、利益を上げようと努力する)その会社の業績の上昇に伴って戻ってくるのが普通です。景気には循環があることも理由です。景気が上向きなのに株価が下落したままの場合は、その会社は何か問題を抱えている可能性があります。

株価が今後どうなるかは、誰にも分らないと思います。今回の1000円以上の株価下落を予想できた人はまず、いません。
昨今、インスタグラムなどのSNSで「必ず上がる株を教えます」「この株を買えば間違いなし、を教えます」などのような最近の投資熱を利用して勉強会、講習会などと称してお金を出させるような誘い文句が飽きるほど見られますが、これらはほとんど詐欺か、価値のない情報でお金を巻き上げる目的と思った方が良いと思います。株価の予想は不可能ですから。
そのような誘いにお金を使うならば、投資関係の本を何冊か買って読んだ方が、余程勉強になると思います。

テレビなどでよく今後の株価の動向は、ということでコメントしている専門家でも株価の銘柄とその株価がどうなるかの予想は話しません(当たらないから)し、だいたいの傾向を予想するくらいのことです(これもなかなか当たらない)。

従い、個別の株に投資する場合は、株価の変動を許容できるか、または投資の専門家になってデイトレードする場合に限ることにし、出来ない場合は、よく言われるように「時間を味方にした長期分散投資として手数料の少ないインデックス型の投資信託を余裕資金で毎月積立て投資する」というリスクの少ない投資をすることをお勧めします。

また、投資をする場合にはきちんとした証券会社に自分の口座(新NISA口座も)を作ってそこに資金を入れて投資(国内株、外国株、投資信託、国内債券、外国債券、国債など、また積み立て投資)をすることをお勧めします。