oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

ペアローンと団信

共働き世帯が多くなりまた、住宅やマンション価格が上昇していることも相まって、住宅を購入する時に「ペアローン」という住宅ローンを選択する人が多くなっているそうです。

「ペアローン」は購入する住宅やマンションの住宅ローンを夫婦または親族の二人でそれぞれローンを組む方式で、

1.それぞれが住宅の持ち分割合に相当する金額に対してローンを組む
2.団体信用生命保険は各々が契約する。
3.それぞれのローンの返済はそれぞれの預金のある金融機関の口座から返済する。
4.一方は他方の連帯保証人になる。

というもので、各自が住宅ローン控除を使えるメリットがあります。

一方、団体信用生命保険(団信)は、住宅ローン契約時に入る保険で、住宅ローン返済者が死亡した場合(最近は重度障害、がんなどになった場合などの特約が付属するものもあるようです)ローン残高をゼロにして遺族の住む住宅を確保する仕組みで、保険契約者は住宅ローンを貸し出す金融機関で被保険者は住宅ローン支払者になります。

ペアローンでは、それぞれが団信に入り、一方が死亡するとその人のローン残高はゼロになりますが、他方のローン残高はそのまま残ります。この場合、残された一人で自分のローンを支払いながら家族を守ることになり、場合によっては苦しい生活に陥ることもあり得ます。

本日、日経マネーの雑誌を読んでいたら、「ペアローン型の住宅ローンで使える連生団信が6月登場」という記事があり、ある銀行で6月から取り扱いを開始するそうです。連生団信とは、「互いに連帯保証人となってペアローンを組んでいる夫婦の一方に万一のこと(死亡またはそれに準じる事態)が起きた場合二人ともローン残高がゼロになる。」というもので、上記の死亡した人のローン残高のみゼロになる今までの団信とは大きくことなり、ペアローンを組んだ場合の二人の安心感が相当増すものと思われます。

これから住宅ローンで「ペアローン」を組もうとされる方は、この「連生団信」付きのものを検討されるのも1案かと思います。