oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

バルパライソとビニャデルマールの山火事

チリの港町バルパライソスペイン語で「天国の谷」という意味だそうです)とビニャデルマール(スペイン語で「海のブドウ園」という意味だそうです)で大規模な山火事が発生し、130 人以上が死亡するという痛ましい災害が発生したとの記事がありました。バルパライソは南米チリの首都サンチアゴから西へ120kmほどの距離にあるチリ第二の都市で港町です。チリでプラントや機械を受注すると、バルパライソの港に荷揚げして国内に輸送することが通常で、経済にとって非常に重要な港湾都市です。また斜面にきれいな色の家が並び、観光地としても有名です。ビニャデルマールはバルパライソの北東の郊外にあり、ここも美しい街で観光地や避暑地になっており、公設のカジノもあります。筆者は、チリでプラントの受注に携わった時期に、一度だけバルパライソとビニャデルマールに行ったことがありますが、美しい町並みでほっとする景色でした。夜にはビニャデルマールの公設カジノに行きましたが、3万円(分のチリペソ)があっという間になくなったことだけ覚えています。

このような美しい景色が、焼け跡で残骸になっていると思うと、心が痛みます。日本の能登半島地震といい、このチリの山火事といい、少し前にはハワイ、マウイ島の火災など最近は大規模な自然災害が以前に比べて格段に多くなり、規模も大きくなっているように感じます。人間が気候変動を起こしていることに対して、自然が怒りを強めているのかもしれないと思うこともあります。台風・ハリケーン・サイクロンの大型化や北極の氷山の溶解、海面上昇など今後も自然災害につながる現象が多発するかもしれません。自分でできる防災の準備をしておかなければ、と思うこの頃です。