oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

新NISAでどうする その2

先の記事で新NISAについての親戚へのアドバイスを記載しましたが、新NISAについてはデメリットを誇大に宣伝する人もいるようです。
1.難平買いができない(株価が下がったときに追加で資金を投入して株を買い利益を得るやり方)
2.損益通算ができない(複数の証券会社であるところでは年間赤字、あるところでは年間黒字となったときに確定申告をして、赤字と黒字を相殺して税金を減らす方法)
3.損失の繰り越しができない(取引で損が出た場合に3年間繰り越して税金を減らす方法)
などが使えないので、新NISAはやめた方が良い、という論調ですが、そもそも上記のような複雑なことができる人が新NISAを始めるでしょうか?上記のようなことができる人は、投資を長くやって運用資金も潤沢にある人がする、出来ることであって、これから新NISAを初めてやってみる人にはたぶんできません。その感覚もないはずです。従い、上記のような論調は、単に「投資のベテランには、利用しにくいところもある制度です」というのが真実で、これだけをもって新NISAはやめておけ、ということにはならないと思います。金融機関が新NISAは「必ずもうかる」と宣伝しているように見えることも問題と思います。あくまで、過去の歴史から運用成績の良いものを説明しているだけ、との理解をしないといけないように思います。

このように新NISAに対しては、色々な情報発信があって、どれも新NISAを始める人全部にきちんと当てはまるような内容では無いので注意が必要です。一見正しそうに見えても当てはまらない人もたくさんいることもあります。筆者が、迷ったら余裕資金でやってみるとアドバイスを記載したのは、このような色々な情報に惑わされるので、まず自分でやってみる方が良いと思ったものです。