oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

新NISA開始でどうする

年が変わって新NISA制度が開始されました。色々な金融機関が色々なセミナーなどを開催して宣伝した効果もあり、多くの人が新NISAを利用し始めたようです。筆者は、昨年までNISA口座をある証券会社に持っていたので、今年になって口座を確認すると、自動的に新NISA口座ができており、積立投資枠残額120万円、成長投資枠残額240万円と表示されていました。筆者は昨年までと同額を新NISAで毎月積み立てることにしています。(枠は増えましたが、懐は増えていないので)

先日、親戚から「周りの多くの人たちが新NISAを始めていて、自分はどうしたらよいだろうか?」と相談されたので、以下のようにアドバイスしました。
1.新NISAを始める始めないは、自分で決めること。他人がどうのこうのは関係なし。
2.新NISAも投資であることには変わりないので、元本割れが無いとは言えない。従い、やるなら余裕資金(今後10年以上使わないであろう金額内)を使って始めること。
3.銀行ではなく証券会社で始めた方が良い。銀行は投資商品を販売することに重点があり、そのため販売手数料の多い商品を勧める傾向があるため始めから損をした金額で運用することになる可能性が高い。また、投資した後のフォローは無いと考えた方が良い。
4.証券会社でもネット証券が手数料等安いし、口座開設もネットでできて始めやすい。但し、担当者と対面や電話で相談しながら、と考えている場合は、コストがよりかかることを覚悟して、ネットでない証券会社で始めると良い。
5.余裕資金があるなら、色々話を聴いても理解できないだろうから、実際に新NISAの口座を作って、例えば月1万円程度で全世界株式や米国のS&P500に連動するインデックスファンドを買ってみたらよい。銀行の口座から毎月自動的に引き落としてくれて買ってくれるので手間がかからない。数か月自分の口座を見ていると経済の状況と考え合わせると自分の持っている商品の値動きがどのようになっているのかが理解できるようになると思う。
6.新NISAを始めたくない場合(元本割れのリスクは絶対取りたくない)は、定期預金(ネット銀行は金利が高い)や国債を買うと良い。利子は少ないが元本が保証される。

NISAを利用していなかった人には、なかなか新NISAを始める難しさはあると思います。しかし、運用期間が無期限となったので、若い人ほど投資期間を長くすることができ、経済の好不調の波も超えることができると考えますので、新NISAの運用による利益は大きくなることが期待できると思います。高齢者となった筆者のような人は、残り期間がそれほど長くないので、時間のメリットはありませんから、これから始めるかどうかは、現状ある資金の状況次第と思います。