oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

相続

改正相続時精算課税制度 改正1

相続が発生する前に、遺族(子供や孫)に財産の早期をする方法として、「相続時精算課税制度」と「暦年課税」があります。前者は、相続が発生する前に被相続人から相続人または孫に贈与をして、累計一定の金額2,500万円まで贈与税を課さずに、(2500万円を超…

相続の基礎9 相続税を少なくする方法

相続財産の確定や相続税の計算内容から、相続税を節約する(少なくする)方法について考えてみます。1.プラス側相続財産を減らす プラス側の相続財産が少なくなれば、当然、課税される相続財産が少なくなるので、相続税は節約できます。①被相続人は、遺族…

相続の基礎8 相続税の計算

相続財産の総額が確定すると、相続税の計算ができるようになります。1.課税される相続財産(課税相続財産)を計算します。課税相続財産=相続財産総額ー基礎控除額基礎控除額=3,000万円+600万円 x 法定相続人数注)法定相続人数には、相続放棄した相続人…

相続の基礎7 相続財産の確定方法(特殊プラスとマイナス)

<特殊なプラスとなる財産>1)相続時精算課税制度を利用した場合 被相続人から、相続開始前に「相続時精算課税制度」を利用して、贈与(最高2,500万円まで)を受けた金額が加算されます。価額は、贈与された時点の価額です。注)「相続時精算課税制度」と…

相続の基礎6 相続財産の確定方法(プラス部分)

相続財産の確定については、「相続税の計算」という記事で、概略は述べていますが、もう少し詳しく記載しておきます。1.普通預金、定期預金、負債 被相続人の預金通帳や郵便などから、使用している金融機関を確認し、その金融機関に相続開始日(死亡日)現…

相続の基礎5 調査すべき相続財産

被相続人が亡くなって相続が開始されると葬儀が終わるまで、慌ただしい日が続くことになりますが、次にするべきことは、「相続財産の確定」です。これを完了しないと、1.相続人は相続の意思表示ができない。 単純相続、限定相続、相続放棄の意思表示は相続…

相続の基礎4 遺贈と遺産分割協議 (改正1文を追記)

遺言については、別記事で記述しましたが、「遺贈」とは、遺言で財産を無償で供与すること(遺言で「私が死んだら・・・の財産を誰々に与える」、のように記載することを「遺贈」と言います。相続人でない人に対しても可能。)「包括遺贈」というものもあり…

相続の基礎3 遺産分割の方法

被相続人の相続財産が、すべて金銭の場合は、相続人の間で分け合うことは難しくありませんが、不動産(土地や建物)のように相続人の数で割って分割するのが難しい場合、以下の分割方法があります。1.換価分割 「換価分割」とは、共同相続人(相続人全員)…

相続の基礎2 相続の承認と放棄(相続人の権利)

相続人は、相続人の側から、該当する相続に対して、意思表示をすることができます。1.相続受諾(相続の承認) 相続をすることを受け入れるときには、「単純承認」と「限定承認」の二つの意思表示ができます。「単純承認」は無条件に被相続人の権利・義務を…

相続の基礎1相続人と相続分

相続は一般にややこしい制度になっていて、相続が争続になることがよくあるとのことですが、相続の基本を知っておくことは、実際に相続が発生した場合に有効と思いますので調べてみました。筆者の場合は、両親の相続は終わっており、将来自分が被相続人にな…