oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

地震大国日本を再認識

お正月の楽しいはずの元旦に発生した能登半島地震。大きな被害が出ている模様で心が痛みます。少ないですが、赤十字を経由して義援金を送らせていただきました。
いまさらながら地震大国日本を思い知らされました。テレビの映像では瓦屋根に押しつぶされたような家の光景が多いように見えます。瓦は耐久性はありますが、重いという欠点があります。耐震設計は、当然ながら家全体で考えるべきですが、老朽化(年月の経った)した家では、瓦に比べて柱、壁などの屋根を支持するものの強度が下がって(劣化して)きていたのではないかと想像します。他の地域でも各家庭の家の耐震強度を再確認しておく必要があるな、と考えました。
東日本大震災に匹敵するような災害と言われていますが、地震は常に想定外の時期の発生し、その時期も大きさも予測は不可能だそうで、非常に厄介です。同時に思い出されるのは、東日本大震災での福島第一原発の事故です。今回は稼働している原発が無いところで発生した地震のために幸い事故は起きなかったようですが、このような大きな地震が頻発する日本においては脱炭素の手段としての原発推進には疑問があります。原発は海水を冷却水として使用するためにほぼ全部が海岸に設置されますので、地震及びそれに伴う津波の危険が常にあります。時期や規模も予測できない地震津波に対して、100%万全な対策など不可能です。事故が発生した場合の被害区域の大きさや被災期間の長さを考えれば(福島第一原発事故ではいまだに帰還できない地域や人々がいます)原発を多数稼動させる今の政策が良いとは思えません。誰かが首相を務めた10年間にまったくエネルギー政策を再生可能エネルギー推進に変更しなかったことが、周回遅れの脱炭素政策になり、その挽回策として原発推進を無理やり進める今の政策は、地震大国日本にはふさわしいものではないと考えます。