oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

3.11と能登半島地震が教えるもの

13年前の今日、東日本大震災が発生し、多くの犠牲者が出ました。また、福島第一原発の事故も同時に発生し、その影響がいまだに残っていて、避難生活をされている人がまだおられます。(原発事故が無ければ、帰還できているかもしれません。原発処理には23兆円以上かかるようで、この費用は結局、国民の税金と電気代から賄われるので、国民負担になります)一方、本年1月1日には能登半島で大きな地震が発生し、道路や水道が寸断され多くの家の損害が出ました。

この二つの災害が教えてくれる大きな点は:
1.大きな地震が発生すると、道路が寸断され、避難が非常に困難になる。
2.原発事故が同時に起こると避難経路が確保されず、屋内避難しかできないことが想定される。それによって、放射能被爆の危険度が上がる。
3.現状の原発付近の避難計画は、原発の単独事故のみの想定で、地震による道路寸断 や豪雨が同時に発生した場合の避難不可の場合などは想定されているようには見えず、不安が残る。
4.原子力規制庁の委員長が言うように「100%の安全は無い」のが現実である。
5.地震は発生位置も、発生日時も、その大きさも予知できない。従い、想定して準備することは不可能に近い。

従い、他の記事にも書きましたが、地震や豪雨災害の多い日本には原子力発電所は、不向きなのです。これが大きな教訓の一つだと思います。
電力供給は、再生可能エネルギーを増やすことで原発を減らすようにしなければならないと思います。

理想的には、現在開発中の「ペロブスカイト太陽電池」は薄く、折れ曲げられるので、これを住宅やビルの屋根、壁すべてに取り付けて、各家庭が発電所になり蓄電池と組み合わせて、「自給自足の電気供給体制」を目指すのが持続可能な社会には良いのでは、と考えます。