oldmanvitoriablog’s diary

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道路の「コブ」 in ブラジル

お題「いいなと思う海外の習慣」

習慣というより、規則に近いと思いますが、ブラジルの話です。
車で人が多い地域に行くと、必ず、道路に「コブ」(車道の幅いっぱいに、厚さ10cm, 高さ10cmくらいの盛り上がり、円筒を立てに半分に切って置いたようなもの)があります。車の速度を落とさず通過すると、ガツンと衝撃があり、必ず車の天井に頭をぶつけて痛い思いをします。そのため、車は必ずそのコブの手前で減速し(人が歩くより遅い速度)よっこらしょという感じで通過します。
私も何度か車で通過しましたが、気づきが遅いととんでもない痛みを味わいました。
「この先にコブがあるよ」との標識は、必ずあるのですが、見落とすと「痛い!」となります。

日本では、このようなコブはどこにもないと思います。よく、「子供の通学路を車が猛スピードで通過して危険」というような報道を目にしますが、日本ではなぜブラジルのようなコブを作らないのでしょうか?(道路交通法か何かに抵触する?)車は必ず速度を落とさざるを得ないので、子供の安全を守るためには極めて有効な方法と思います。人が多いところで、車道に何メートルかの間隔で置くと、その地域を通過するまで車の速度を上げられませんから、その地域を抜けるまで車道に設置すれば、人々の危険度はかなり下げることができると思います。歩道が整備されていない道路では、設置を考えたらどうでしょうか?人が集まる広場の周囲や公園の周囲の道路に設置するのも有効だと思います。