oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

出生率減少について

出生率が低下している状況が続いています。原因についてはいろいろな記事が報道されています。
1.働き方の変化:共働きが多くなり、子育てに余裕がない
2.給与が上がらず、子供を持つ余裕が無い
3.結婚する数そのものが減っている。(2.項の結果として)
などが原因とされています。

元々子供は自分の意志で生まれてくるのではありません。両親の希望というかわがままというか、そのような動機から生まれてくるものと思います。従い、両親は両親の意志で子供を産んだことになりますから、その養育には責任があることになります。
その責任が、最近はたぶん「重たい」と感じられるのではないでしょうか?
祖父母と暮らして面倒を見てもらう環境が昔に比べて激減している(核家族化)ことが大きいと思います。祖父母と暮らすと気を使い面倒であることは事実ですが、その代わりに子供(祖父母の孫)を安心して預けることができることもまた事実。祖父母と暮らすと家の購入やローンの支払いの負担も無いなどの利点もあります。祖父母の代わりが保育園だと思いますが、送り迎えがまた大変になります。

筆者も共働きをしながら子供二人を育てましたが、保育園と学童にお世話になりました。苦しいときはどちらかの親(祖父母)に来てもらってしのぎました。子供が育つ時期と自分たちの仕事が忙しい時期は全く重なるもので、この時期をいかに耐えるかが一番苦しい時期です。約10年間でしょうか?今から考えると「二度とできないな」という感じです。その時は日々必死にやっているので冷静に考える暇もなかったですが・・・・
たぶん今の若い人たちはそのような親たちを見ていることも結婚しない、子供を産まないに影響しているのではないでしょうか?

しかし、子供が成長していくのを見ることができる、親の苦労をわかってくれるようになる、いろいろ話ができる、など子供を持ってよかったと思うことも多々あります。これが子供と生きる活力であることは間違いありません。

出生率減少を改善するためには、やはりお金ではないでしょうか?(「祖父母と暮らす」はたぶんあまり選択肢には無いでしょうから。)
1.賃金の大幅な上昇(余裕をもって子育てができる)
2.保育園、学童保育の大幅な充実(その職員の大幅な賃金アップ、子供全部入園できる体制)・・・教育費無料だけでは解決しない

まとまりのない記事になりました。