oldmanvitoriablog’s diary

Money and Energy

冷凍が冷蔵で届いた件

毎年、お正月に帰省する子供や孫と食べるようにと、静岡の漁港のある店から魚介類を冷凍で届けてもらっています。今年も注文し、本日届きましたが、中を開けると魚介類の氷が解け、ネギトロ、お刺身、魚の切り身などが柔らかくなり(半解凍状態)、カニの甲羅の氷も溶けだしていました。
そこでどこで冷凍が駄目になったのだろうと考えてみました。
注文先のお店は、十年以上毎年数回魚介類を送ってもらう店で、きちんといつも冷凍で届けてくれており、今まで一度も冷凍が駄目になって届いたことは無い信頼できる店です。届いた状態が氷が解けつつある状態で、まだ氷があるということは、一度確かに凍ったものであることを意味しています。輸送業者の追跡記録を見ると、昨日17時4分に静岡を出発し、本日12時30分に到着していますから、その間約18.5時間で到着しています。初めから溶けた状態なら、到着する時には、氷はすべて溶けてなくなっているはずです。一方、輸送中冷凍を正しくしていたら、出発時に冷蔵(冷凍が駄目になっている)状態でも再冷凍して、コチコチで届くはずです。従い、以上の事実から、「出発時は冷凍状態で、輸送中に冷凍が冷蔵になった」とみるのが最も可能性が高いと判断されます。輸送業者にクレームしたところ、(案の定、電話は込み合ってつながらないのでメールでクレーム。すぐに電話が来て)「年末で貨物が多く、荷物を詰め込みすぎたのかもしれない。申し訳ない」と一応、非を認め謝罪したので、許すことにしましたが、(氷が完全に溶けているわけではなく、時間もないので)、「荷物を詰め込みすぎ」ただけでは冷凍庫は冷蔵になりませんから、この言い訳は間違っています。「冷凍品を冷蔵庫に入れてしまった間違いでした」とは輸送を専門としている業者という立場上言えないのでしょう。理解できないことは無いですが・・・・。
魚介類の味が落ちていないかちょっと心配です。

この時、思い出したのが、某百貨店のクリスマスケーキ問題(箱の中でケーキが壊れて到着した話)です。冷凍して出荷したケーキがぐにゃぐにゃで到着したのは、冷凍がどこかでだめになったことを意味していますが、どこでそうなったかは不明ということです。ケーキが魚介類と異なるのは氷が付着していないことです。これがケーキの場合にどこで冷凍が駄目になり、ケーキがぐにゃぐにゃになったかわからない理由だと思います。
ケーキについては、今回の魚介類のように実際に到着時の状況を見ていないのでわかりませんが、いずれにしても反省点は、「商品を引き渡すときに、各経由地ごとに品物の状態を確認して引き渡すことの徹底」が大事で、事故の原因の特定に役立つと思いますし、各担当部門の無罪証明もやりやすくなると思います。